2年半前に突然シーンからフェイドアウトしてしまったDELTA BEAT。その後のドラムのわたなべさとしさんの安定した活躍は説明するまでもないが、金田君はまったく姿を晦ましてしまった。昨年末ROIKI先輩に再発見され新橋地下室に引きずりだされたのだが、あのグワングワンでデロンデロンのギターは多少の鈍りは感ずるが健在、その後あのギター奏法には不可欠であるブルーム筋を再度鍛えなおし復活に挑んだ。
約2年のブランクを感じさせないパフォーマンスではあったが、まだまだ慣らし運転。この二人はこんなもんじゃない!!ということで暫くの間定期的に出演していただく運びとなりました。
金田君、この日も期待を裏切ることなく3回弦を切りました。今までは張替えの間わたなべさとしのMCで繋ぐのが常であったが、神への感謝なのか呪いなのかわからない言葉をブツブツと発しながら弦を張り替えるという新しいワザを身につけていた。恐るべし…
もうこのオヤジたちは何回地下室でLIVEをやったのだろうか?
6年前の創業時からお世話になっているので年3回平均だとしても15回はやっているのかな?手練れの3人組がみんな知っているロック、ポップスを中心に、たまにアッと驚くマニアックはナムバー、こりゃギター×2本&BASSだけでは無理だろ!!というナムバーもセットリストに組み込まれて、幅広い楽しみ方ができるのです。オールマン兄弟バンドの「エリザベス リードの追憶」とかスティーリー・ダンの「KID CHARLEMAGNE」なんてあり得ないでしょ、この編成で!! 今回もスタートはいきなり「Melissa」ですよ。たまらんですね。今回はSAXの小樽美佳さんがシットイン。いつもとは一味違ったアンサンブルを楽しませていただきました。美佳さん、リハでは少々ビビりましたが、本番に強いですね!!お見事でした。
今回で7回目となる月例ライブ。2019年の目標はNEWアルバムのレコーディング~CDリリースということで、それに向けてのTRY&ERROR 実験LIVEなのですが、だんだん具体的な話も詰まりつつあります。この日はマチケン師匠もいらっしゃり、LIVE終了後レコーディングについての打合せもしていました。なんとなく、今時点の感じだと5月末にリリース&発売記念LIVEって感じなんですかね?
最近は毎週水曜日に神田の居酒屋さんで定期的に歌っているそうで、はじめは誰も耳を傾けてもくれないような状況だったが、回を重ねるにつれ少しづつファンも増えてきているとのこと。聴いてもらうために、オリジナルや英語による洋楽ガヴァー曲ではない日本語の定番J-POP、昭和メロディもレパートリーに加えている。例えば「なごり雪」とか「ろくでなし」など。なかなか苦労しているのですが、彼女の魅力はその声とオリジナル曲(多作ではないけれど…)のソングライティング力ではないかと思っています。新しいオリジナル曲を待っているのは、私だけではないと思いますが。ということで、次回の月例LIVEは3月28日(木)であります。それにしても、越路吹雪さんの「ろくでなし」はすごすぎる!!
3年前にもこのサイコーにアホくさーい(最大の賛辞の言葉!!)企画をやったのだけど、当日都合により来場できなかった方々から「大喜利ぜひ見たい」当日ご覧にたった方々からも「もう一度観たいなぁ」というリクエストをいただき、今回再び開催の運びとなったのだが、「観たい」とのお言葉を頂戴した方々は誰一人来場しない…というブルーブルーな大喜利となってしまいましたが、内容は3年前を凌駕する濃ゆーいパフォーマンスで最高に楽しい一夜となりました。
まずは前座でアコーディオン漫談の東京さんたが登場。聴く者の神経を刺激するような冷え切ったギャグが場の温度をぐっと下げる。マイナー調のアコーディオンの調べがここに居ること後悔させるかの如く心に刺さる。恐ろしい芸風だ。
東京さんたの司会で大喜利に突入。さんた君、司会ももっと修行してくださいね(笑
お題① 別れ
LOS ROYAL FLAMES:MATHILDA
G.W.O.:LONELY TEAR DROPS
お題②メキシコの香り
G.W.O.:EL PASO ROCK
LOS ROYAL FLAMES:MICHOACAN
お題③こんなもんじゃない
LOS ROYAL FLAMES:NEXT TIME YOU SEE ME
G.W.O.:LONELY MAN
お題④孤独な夜に
G.W.O.:CRY TO ME
LOS ROYAL FLAMES:YOUNG BOY BLUES
お題⑤ニューオーリンズ
G.W.O.:SISTERS
LOS ROYAL FLAMES:TELL IT LIKE IT IS
お題⑥愛のレッスン
LOS ROYAL FLAMES:TREAT HER RIGHT
G.W.O.:SABOR A MI
お題⑦ぶっとばせ
G.W.O.:BE BOP BABY
LOS ROYAL FLAMES:THAT DRIVING BEAT
お題⑧我々は何処へ行くのか
LOS ROYAL FLAMES:ROUTE 90
G.W.O.:BEAUTIFUL ISLE OF SOMEWHERE
アンコール:SEA OF LOVE
どうですか、この目くるめくようなR&B絵巻!!楽しかったですよ。でも、たぶん3度目はないと思います。良い企画だとおもうんですけどねぇ…
ちなみに、近藤哲平君はこの数日前にペーソスのメンバーとして日本武道館のステージで1万人超のお客さんの前で演奏してきたそうです…
GOD BLESS YOU!!
昨年末にあの御父上がお亡くなりになりました。コージーは「まったく変わらんね~」と口では言っているけど、どことなく寂し気な雰囲気が漂います。珍しくサウンドチェックを長めにやる。開場と同時にお客様がドバドバとやってくる。開演前には席もすべて埋まり立見客が出るほどに。これに気を良くしたのか、ラムをグビグビあおり上機嫌でスタート。レパートリーの多くはオヤジさんをネタにした曲である。本人は意識していないのかも知れないが、やはりいつもより感情がこもっている。「大鶴村のサイレン」や「ビートルズみたいな曲」では現に歌を聴きながら涙するお客様もいました。翌日納骨だというのにラムを飲む飲む。コージー、飲みすぎばい!! といった感じでいつもより長めにステージは進行するのでありました。アンコールでは遊びにきていた”スプーンおじさん”内藤氏を呼び入れ1曲演奏。各地で乱入修行しているだけあって、聴く度に切れ味鋭いプレイ!!しかし、お父様追悼LIVE的な雰囲気で進行してきた流れがここで途切れた感じ。この日に限って言えばこのシットインは必要なかったように思うのは私だけでしょうか?
ということで、2019年のコージーはどうなるのでしょうか?フジロック出演の噂も!! ファンの皆様は目が離せないですね。ちなみにコージーの今年の抱負は「立派な人になる」だそうです…
今年で5回目になる新橋ARATETSUの恒例行事。
新年早々店主は帯状疱疹に冒され開催が危ぶまれたが、なんとか復活。
今回も冨山君率いるDRINKIN' HOPPYSからの選抜隊「DRINKIN’ HOPPYSなかみ」を中心に先ごろ第一線から退いた「大崎源太」、かつてはスペイン風邪に冒され当日リタイヤしたDRINKIN' HOPPYSにかわり急遽ワンマンとなってしまいご苦労いただいた今は無き「MOON SHINERS」の総帥「ROCHIN' BUNYA」といったメンバーでのステージとなりました。DRINKIN' HOPPYSなかみ、回数を重ねるごとに良くなってます。普段レギュラーバンドのレパートリーにはないであろうスリムさんナムバーをギターとコントラバスに2本のサックスを絡めグワグワとJIVEしていく。各自のアドリブも冴え渡り、まったく退屈する間もなく1st.SET終了。
長めの休憩時間もROCKIN' BUNYA持参のJUMP&JIVEのアナログで出演者&お客様みんなで盛り上がる。
2nd.SETは大崎源太が加わりスタート。源太君も相当な好きもので、随所でマニアックなギターフレーズを挟み込み思わずニヤリ。ギタートラブルで店のギター(テレキャス・マディモデル)を使っての演奏になってしまったのが残念。
終盤は第1回から皆勤賞であるJIVE BLIND BOYSのテナー奏者、千足氏がシットイン。豪快で野太い轟音テキサステナーで開場大盛上り。最後はROCKIN' BUNYAも参加しフィナーレ。
終了後は御神酒&磯辺焼きTIME。いや、ほんと楽しいパーティでした。
しかし、回を重ねるごとにお客様の数が減っているのが気になる。一度観ればもうたくさん、ということか… 続けることは重要だが、新たな何かを加味することも必要なのかな?
これは次回までの私の宿題ですね…